外壁サイディングの色選び

窯業系サイディングには豊富なデザインやカラーがありますが、今回は施工者側から見たカラーリングの意見を書いていこうかなと思います。

避けた方が良い色

真っ黒、真っ白…ちょっとしたキズや汚れ、雨だれ跡が目立ちやすい。特に黒は夏場など熱を持ちやすく板の耐久性にも少なからず影響しそう。

奇抜な色…目立って存在感があり個性的で良いような気もしますが、見方を変えると周囲から浮いていたり、長く住んでいると飽きてきそう。売却時の査定額が下がる可能性もあり。

濃い色…思った以上に全体的に重い印象になりがち。逆に重厚感を出したい時には良い。経年劣化により色褪せが出やすい。

おすすめの色

グレー系…キズや汚れが目立ちにくく経年劣化による色褪せも少なめ。ただ逆に言えば無難過ぎて個性が無いとも言える。しかしながら個人的にはおすすめ。

アースカラー…最近流行りのアースカラー。温かみのある色に少しくすみを持たせたような色合い。アースカラーの木目調などが最近のトレンドのひとつ。

ベージュ系…真っ白ではなくて薄茶色掛かった色合い。部分的な汚れは若干目立つ感じですが、全体としては汚れが目立ちにくく退色感も少なく長持ちする傾向がある。メイン部分に使いたい色。

まとめ…かなり主観が入った意見になったかもしれませんが、どれも基本的に使っても良いと思います。ただ全体のバランスを考えて部分的に使ってみたり、近隣や周りの環境との調和などを考えて選ぶ方が良いのかなと思います。たまに景観とミスマッチだったりご近所に全く同じタイプの家があったりする事もあります。一度決めてしまうとなかなか変更出来ないものなので、好みだけにとらわれず色々な角度から思案してみる事をおすすめします。